第2期湯けむりアクセラレーションプログラム説明会
2019-07-01

湯けむりアクセラレーションプログラム(通称:YAP / ヤップ)の第2期生に向けての説明会が2019年6月20日に開催されました。
今回の説明会では、応募方法を含め「湯けむりアクセラレーションプログラム」とはどのような事業なのか、そしてそれを詳しく知って頂く為に、第1期生の5社(イジゲン株式会社・エネフォレスト株式会社・株式会社ナノプラネット研究所・合同会社農未来・株式会社PetRibbon)によるトークセッションも開催されました。

 

湯けむりアクセラレーションプログラム(通称:YAP / ヤップ)とは

 

大分県内で新たなチャレンジをしているベンチャー企業や中小企業を対象にサポートを行う事業として昨年度より実施されています。そのサポート内容としては、定期的なメンタリングや外部メンターさんやVCさんとのマッチング、さらに資金提供として最大150万円の支援を受けることができます。今回行われた第1期生によるトークセッションの際に、具体的な支援の内容や成果を話してくれました。応募資格や方法については改めてホームページをご覧頂けると詳しく掲載されています。

https://yap.oita.jp

 

同期やメンターとの繋がりから生まれる新たな可能性

 

今回トークセッションに参加して頂いたのは第1期生の5社から、鶴岡 英明(イジゲン株式会社)、木原 寿彦(エネフォレスト株式会社)、大成 由音(株式会社ナノプラネット研究所)、村田 謙虚(合同会社農未来)、河野 忍(株式会社petRibbon)の5名と、モデレータとして鍋島 佑輔(デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社)の6名。参加してよかったところや、具体的な成果についてそれぞれの立場からパネルディスカッションを行いました。

 

 

大成(ナノプラネット研究所):YAPでは一体どんなことを支援してくれるの?と思う方も多いのではないのでしょうか?支援内容をサイトでみても大まかに書かれているので、ピンときていない方もいるかと思います。

YAPをやってみて感じたことは、「基本なんでも」できる。非常に幅広い支援を受けていて、こんなことがしたいと相談するとそれに最大限に応えてくれて、外部メンターさんやVCさんも揃っているので、何をやっているのかというよりも、何をしてもらいたいかを考えたほうが良いかもしれないです。これが参加してみて一番感じたことですね。

僕たちのやりたいことを尊重して「じゃあこうしよう」と提案してくれたことが、一番良かったことなのではないでしょうか。

 

鍋島(トーマツ):褒められなれていないので、痒くなりますが(笑)

大成さんはプログラムに参加して頂いてから、明るくなりましたよね?コミュニケーションがあまり取れずにちょっと距離を置かれているのかなと感じました。

 

大成(ナノプラネット研究所):かもしれないですね(笑)

最初の方は何をしてよいのかがわからなかったのですが、キックオフイベントのその日にメンタリングを行って、その場で信頼できると感じるぐらい、しっかりとしたアドバイスを頂きました。

 

 

村田(農未来):大成さんと同じようなことなのですけど、色々してくれるなと思いました。

トーマツさんには会計士さんが多いので、田んぼ1枚1枚の原価を出せるシステムを作ってもらったりとか。経営面からアドバイスをしていただきました。

うちは投資を入れて会社を大きくしたいなという目標はあったのですけど、まだYAPに入ったときは株式会社でもなかったので、YAPの期間を通じで法人化にしたり、これからやりたいことへの準備をさせてもらう期間として活用しました。

今は卒業して、ようやく本格的に本来の目標にむかって少し動き始めたのかなというところではあります。なので、そのYAPの活動の中でいろんなベンチャーキャピタルの方や、ファンドの方、クラウドファンディングの会社の方など様々なお話をさせて頂いて、視野が広がったりましたし、開拓事業の方々もいて一瞬で大きくなってしまった方もいて、刺激をうけながらできたので良かったです。

 

鍋島(トーマツ):刺激ってありましたよね。

もともと皆さん接点があったかたもいれば、無かった企業さんもいらっしゃるのですけど、このプログラムを通じて一体感が生まれたところもあるだろうし、嫉妬心みたいなのも生じながら、みんなで切磋琢磨してやれてたのかなとすごい感じます。

 

鶴岡(イジゲン):良かったこと・・・マジで全部良かったと思うんですけど、特にその中でいうとまずはこの「同期」みたいな感じがよかったですね。5社の同期といことだけではなくて、メンターさんも一緒に目標に向かってやってる経験がすごく同期感があったなと。

基本的経営者って寂しいじゃないですか。めちゃくちゃ孤独なんですけど、この5人で傷をなめあったりとか悪口いったりとか陰口言ったりとか飲みにいったりとか。「同期」的なものができたのがすごく良かったなと思います。

 

 

河野(PetRibbon):私は2社目だったのですけども、第三者からの資本を入れるっていうところが今回始めてのところで、そもそも何をしていいのかがわからなくて…。「何したらいいんですか?」という相談から、ピッチ資料を作るところや、事業計画書を立てるところを鍋島さんに付きっきりで教えて頂きました。

あと県庁の方とかの繋がりをフルに使わせて頂いて、結構具体的に「これしてほしい」というのを全部動いて頂きました。出資を受けたのですが、エンジェル投資家の方々と具体的につないでいただいて、アポの約束のところまで具体的なサポートもしていただきましたね。

横のつながりとかでいうと、提出物の書き方や、投資家に対してどのような見せ方をした資料がいいのかなどは、鶴岡さんに教えてもらっていました。ちょっと先輩ぐらいの人がいるし、マイクロバブルはペットということで繋がりがあったりするので、そういうイベント一緒にやりたいねというお話もしたり。それぞれのネットワークをそれぞれで紹介し合うとかも具体的にあります。

後は横つながりで、弁護士の方もメンターとして参加していただいているのですが、今回資金調達する手法が何なのかも全くわからなくて、「こういうのなんだよ」と言うのを、全部細かく教えて頂いきました。「一般的にはこうゆうのが多いですね」という話をしていただいたりとか、具体的に過去50社ぐらい同じ手法で契約書を巻いているご経験もあったりするので、ケース・バイ・ケースのことを、具体的に教えて頂いたりとか。

今の私のフェーズにあったことをちょうどいいタイミングででしてくれるというところが助かりました。なのでYAPに参加して具体的な成果としては、弁護士にメンターに入ってもらい契約書を巻くサポートしていただいたことと、YAPの担当である県庁の方が、個人投資家さんから今回出資していただく方へのセッティングまでしてくれたとか。なので結構私が一番使ったんじゃないかなと思いますね。

 

鍋島(トーマツ):そうですね。河野さん本当に最初のほうが特にすごかったなという印象で、福岡に何度も来ていただいていたんですよ。そこで外部メンターさんにめちゃくちゃご相談したりとか、「一緒にこういう事できませんか?」とか、いろんなフィードバックを受けながらこうやって資金調達とか、2個めの成果の話につながっていくのですが、いろんな人との接点を持たれたのが河野さんが一番多かったのかもしれないですね。

 

 

木原(エネフォレスト):たぶん一番僕が使ってないかなと思います。日々の仕事に右往左往されすぎてやりたいことがやりきれなかった。でも、出会いっていうのが一番だなと。それは同期っていうのもあって、もともと鶴岡とは知り合いだったんですけど、皆さんと仲良くなれたし村田さんも食品加工場に行ってうちの製品導入していただいたり。

外部メンターさんの会社で実証実験をさせていただいて、それが今後の取引にも繋がりそうとか。今後はうちの製品もIoT化して、ネットワーク化する上で取り扱いたいと言って頂いたり、外部メンターさんが販売までしていきたいという話まで行ったので、これは今回の出会いがきっかけで、そこまでいくことができました。

実証実験を行った会社さんが、プレスリリースで公にだしたんですよね。それが本当にありがたいなと。そのデータを僕らも使っていいと言われたので、営業先でこのデータをだせるので、ありがたいなと思っています。メンターの方も本気でやってくださってて、こんなに前のめりで関わってくれたので、今回の一番良かったのかなと思いますね。

 

実現したい事を叶える為の環境づくりをしてくれる

 

 

鍋島(トーマツ):YAPに参加したことでどのような成果でました?というのがお聞きできたらなと思いまして。いかがでしょうか?

 

大成(ナノプラネット研究所):成果の前になにをやったのかというと、とにかくいろんな企業を訪問しました。そこで、連携の可能性や業務内容を、VCや企業さん目線で「こうしたらいいのでは?」とアドバイスをもらいつつ、うまく行けば連携をしてきました。

期間が半年ぐらいだったのですけども、だいたい20社ぐらい回りました。そこで一番良かったのが、VCや消費者さんはすごいシビアなところをついてきます。なので企業の概要資料を持っていって、プレゼンをするのですが、とにかくガツガツ聞かれるので、それを一緒にいたメンターさんが全部フォローしていただいて。東京や沖縄・福岡にもいきましたし、そこで事業のことでもっとこうしたほうがいいよ、こういう資料にしたほうがいいよなど、何回も指摘していただいで、自分の事業を他の目線で見ることができました。

そんな感じが、苦手なピッチにうまく反映ができてVCさんとかにプレゼンよりも、みんなに言ってみんなで作っていっているような。そのおかげで福岡のピッチバトルで優勝したり、先月の九州ニュービジネス大会で審査員特別賞を頂いたり、賞を頂いてそれをきっかけに、次の事業への可能性につながっているのがすごく大きいなと思っています。

きっかけは間違いなくYAPで、ひたすらいろんな企業についてきてくれて、残念ながら他の企業さんとの連携はなかったのですけども、その土台みないなものをカチッと固められたかなと思います。

 

村田(農未来):YAPを通しての成果としては、自分のやっている立ち位置がわかったことですかね。うちは農業なので、設備投資に上がってくるものがとても少ないので、VCとか投資の話というのはほとんどないのですよ。なので、農業で投資を入れるにはどうしたらいいのか、ベンチャーとは事業本来のものが違うんだなというところで、自分の企業はどういったものなのか考えさせられた期間だったと思います。

成果としてはですね、たくさんの方とあって意見をかわしながら、これからやっていくことをブラッシュアップできたかなと思います。けちょんけちょんに言われたり、「時間なんで」と言われたこともあったのですが、自分の可能性を見つけられたのが良かったです。

 

 

鶴岡(イジゲン):成果。結構この質問は愚問かと思っていて、本当に自分が成果を出したかったら努力すれば何でも成果がでるぐらいの環境を提供していただけると思っているので、「こういうことやりたい」というお願い事をすれば、その準備をしてくれる。

「こういう人を繋がりたい」と言えばセッティングしてくれるし、資金調達の話までメンターさんが何十社も一緒に行ったりとか。なんでもできる環境を提供していただきました。成果というのは具体的にはいくらでも出せるのですが、うちの会社が残っているのはYAPの採択されたおかげぐらいの気持ちでいます。

 

河野(PetRibbon):さっきお話したとおりで、今資金調達の資金超脱のシード段階なんですけども、金額が確定をして契約書を送っています。そこが1つの明確なポイントとしてあるかなと思います。自分自身が誰かからお金を出してもらうということが初めてでしたし、返信がこなくてヤキモキするのが小さいストレスで、、こんなもんなんですよ、といわれたり。資金出すよ、と言われた後にどのようにすればいいのかわからなかったり。

鶴岡さんに比べて件数はそんなに行けてなかったので、そのへんまだ動けてなかったかなと思えたこともよかったかなと。思い切りは鶴岡さんのほうがいいので、すごい刺激をもらいました。

 

木原(エネフォレスト):成果はみんながうまく使っているから今言ったことがすべてだなと思います。今回のプログラムで、VCさんや企業さんにトーマツさんと一緒に行くと、トーマツさんがすでに信用されているので、話が早いのは圧倒的にあるかと思います。最初の接点が違うので、すぐに開けてもらえるというのは一番効率がいいなと思います。

 

鍋島(トーマツ):東京ツアーや福岡ツアーの際にこういうのにつながったなーって言うのがある人いますか?

 

 

木原(エネフォレスト):例えば大企業の人たちは話を聞いて一発で「じゃあやろう」とはなかなか行かないのですが、あのときに聞いたって言うのがあり、これやるべきなんだとかが担当者に伝わって、じゃあやらなきゃな。

何するのかっていうレビューとか、大手企業さんとバスの中の感染対策として、冬場のときとかバスの運転手さんが感染して休んでしまうことがあるので、まずは高速バスなど長い時間運転するところでなにかできないかと話が進んでいます。その大手企業さんも別の会議で会ってて、別のときにピッチしたときに会って、そういう機会をしていただけると、それで信憑性が湧いてくきますね。

 

最後に第2期生へ向けてメッセージを

 

鍋島(トーマツ):では最後にYAPの参加を検討している会場のみなさまにむけて、湯けむり感のあるメッセージを頂いて終わりたいと思います。

 

鶴岡(イジゲン):湯けむり感ってなんですか(笑)

HPに書いてたのは「湯けむりとなって空に上って雲になり雨になってまた循環して」みたいな。それは置いといて、湯けむり感・・・。YAPを使い倒せば、なんでもできると思っているので、僕らも込でどんどん使って頂いて一緒にみんなで湯けむりのように事業を上昇させましょう。

 

 

村田(農未来):YAPに入るとですね、資料だったり自分の事業を見つめ直すことがあると思うのすけども、頭がショートして煙が出ちゃうぐらい悩んでもらうと、新しいことが見えて来るんじゃないかなとすごく感じています。

悩んでいることも、県の方やトーマツさんがどんな相談も聞いてもらえるので、ヒントや導いてもらえるのでYAPを通じて、株式会社にもなりましたし。自分の会社なんてって思わなくてもぜひぜひ参加していただければなと思います。

 

大成(ナノプラネット研究所):このYAPを通じて、業種とかも全然違うんですけど、一体感をすごい感じていて、起業って本当に孤独でましてや大分という起業の数が少ないで孤立感が強まると思うんですよ。そこで大分というコミュニティで、みんな一緒に上がっていけるっていう、別府の立ち上る湯けむりの景観のように。

いろんなところから湯けむりが立ち上って「別府」の景観ができあがるので、そのようにみんながいろんなところから立ち上っている行く感じですね。ですので、「別府の景観」とう感じですね。

 

 

木原(エネフォレスト):熱意のある人が採択されていると思うんですよ。本気の人は検討して応募していただいたらなと思います。熱意があったらみんな聞いてくれるし、今日の機会でも色んな人と知り合うだけでなにかのきっかけにもなると思ってます。

 

河野(PetRibbon):当たり前の基準が高いメンバーやメンター揃っていると思っていて、スタートの時点からだいぶ高いところまできていて、でもまだまだ高いものが見えているというか、登っていきたいなとおもえる道ができて来ている。

まだまだ登りきってはないのですけども、そこを登っていって、もし自分が応募してついていけるかな?って思っている人がいるのであれば、ぜんぜんそんなことないよということを伝えたいです。

 

成果はあなた次第。YAPは全力でサポートしていきます。

第1期生の方は、最初ということもあり手探りでこのプログラに参加されていました。しかし、メンターさんや同期の方との横つながりや、具体的な支援内容をお願いすると全力で答えてくれるメンターさん・トーマツさんを上手く活用し、今つまずいていることやなかなか進まないと思っていることを相談してみてはいかがでしょうか?なにか道が開けるかもしれませんね。
みなさんのご応募お待ちしております!